外国人労働者は、母国で印鑑を使ったことがなかったため、印鑑自体を持っていないことが多いです。雇用契約書には、外国人労働者の印鑑が必須でしょうか?

外国人と締結した雇用契約書には、印鑑が必須ということはありません。雇用契約書に、印鑑がないからといって、契約自体が不成立になるということはありません。

もっとも、日本に居住して働けば、印鑑が必要になる場面も多いため、日本の印鑑文化について説明をして、理解を得ておくことが大切です。

業務の円滑化のために、外国人労働者に認印を付与する、用意させるといったことなどを検討してもよいでしょう。

なお、外国人が自治体で印鑑登録を行う場合には、文字等が制限される場合があるようですので、事前に自治体窓口に相談しておくとよいでしょう。